- マンダレーやバガンと並ぶ古都、バゴー。
ヤンゴンの北東約80キロにあるバゴーは、バゴー管区の州都であり、マンダレーやバガンと並ぶ古都として知られています。13~16世紀にはモン族の王都となり、ミャンマーの中心として栄えました。
18世紀半ばに最後のビルマ族王朝のコンバウン朝を開いたアラウンバヤー王によって征服されました。
その後はひっそりとした町となり現在に至ります。
ヤンゴンからバスで行くと約2時間かかかりますが、日帰りが出来ます。
- バゴー最大の見どころ金色のシェモードーパゴダ。
歴史は古く、1200年以上前に遡るといわれています。
高さ23メートルの塔を立て、ブッダの遺髪を2本収めたのが始まりといわれています。
塔は何度も改築され、徐々に塔の高さも高くなり、825年に25メートル、1385年に84メートル、1796年に91メートルの高さとなりました。
その後、3度の大きな地震に見舞われ、塔が倒壊しましたが、民衆からの多大なる布施により、1954に再建されました。
現在の塔の高さは114メートル。
ヤンゴンのシェダゴォンパゴダよりも高い仏塔です。
バゴーで最も有名な巨大な寝仏です。
994年にモン族のミガデイ王によって建立されたものと考えられています。
バゴーの王朝が滅亡したのち、存在を忘れられ、いつしか密林に覆われ、姿を消していました。
その後、イギリスの植民地時代に入り鉄道を敷説するため、視察に訪れたインド人の技術者により偶然発見されました。
寝仏の全長55メートル、高さ16メートル、圧巻の大きさです。
1476年にモン族によって建立された仏像。
高さ30メートルの太い4面の柱に座仏が作られています。
伝説によれば、この座仏建立に従事した女性4名のうち、誰かが結婚すると座仏が壊れると言われていました。
実際に一人が結婚すると実際に1体が壊れてしまったそうです。
現在は修復されて4面がきちんと揃っています。